整形外科においては骨折の治療に治癒期間を短くするために高周波電流を通電する方法が日常的に用いられています。骨折の後で異常愈合した骨は月日がたつにつれて正常な形に再構築されて行くのだそうです。 生体内の正常な骨の表面には負の電位が定常的に存在する。骨が増殖している時や骨折した患部では10mV程度の負のピーク電位が存在します。
直流電流による骨増殖の促進には1〜10マイクロAの一定の電流を流し続ける。 実際に兎の骨に1マイクロ A程度の直流電流を約1ヶ月流し続けたところ電流の経路に沿って新しい仮骨が形成された。(1953 京都医師会紙) 交流電流による方法は容量誘導法と呼ばれ骨折部の体外両側の皮膚の上に2つの電極を付け60Khz振幅1〜10Vで正弦波電流を流す。 パルス電流による誘導刺激法は患部の体外両側にそれぞれコイルを置き、コイルにパルス電流またはパルスバースト電流を流す。コスモエンドシステム及びキュアの高周波発生はこのパルスバースト法で行っています。 患部には振幅2Gauss程度の変動する磁場が誘導されさらに1〜5mV/cmのピーク高さを持つ電場が発生する。このパルス電磁場(pEMF)を用いる方法が一般的になっている。
基本的な高周波の発生法を並べましたが以上のようなことから歯科領域においても当然高周波を通電することによって骨の再生がなされていることは想像に固いところですが、現在この研究を進めて頂いている大学からの骨増殖のデータが早く欲しいところです。